昨秋の東スポ杯2歳Sを制したコントレイルだけに、コース替わりへの不安も皆無。無敗での2冠達成は濃厚といえそうだ(撮影:下野雄規)
コントレイルの無敗の2冠達成なるか、注目を集める、今年の日本ダービー。達成されれば、父ディープインパクト以来、15年ぶりの記録となるわけだが、調教内容からはその可能性が高い。ホープフルS以来だった前走の皐月賞と今回の調教内容がほぼ同じ。調教時計からは前走よりも今回のほうが少し優秀なだけに、調教内容は前走以上という評価が妥当だろう。
コントレイルの調教内容が素晴らしいと評価する理由はもうひとつあって、それが最終追い切り。過去10年の日本ダービー優勝馬で、7頭は最終追い切り場所が栗東坂路だった。
コントレイルを管理する矢作芳人厩舎は2012年
ディープブリランテで優勝しており、すでにダービー
ステイブルとなっている。いわゆる「ダービーの勝ち方を知っている厩舎」であり、だからこそ、
ディープブリランテと同じように、坂路でのラップの踏み方が『4F目が最速』になっている。
コントレイルと同じように、最終追い切りが栗東坂路で4F目最速ラップを踏んだ馬がもう1頭いる。それが
ヴァルコス。こちらは2016年
マカヒキ、
2018年
ワグネリアンでダービー2勝の友道康夫厩舎だ。青葉賞2着から間隔の詰まったローテーションだが、調教内容は充実している。調教から「馬券的に」狙える1頭を挙げるとすれば、間違いなくこの馬だろう。
(文=井内利彰)
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