連覇に期待がかかるクオリティスタート(撮影:高橋正和)
2015年に創設された牝馬限定の重賞競走で、内回りの1600mで行われる。ホッカイドウケイバの古馬牝馬戦線の開幕戦でもある。6回目を迎える今年は、昨年のこのレースの覇者クオリティスタートら、3歳から8歳までの13頭が顔を揃えた。
◎は昨年の覇者のクオリティスタート。今回が休み明け3戦目となるが、これまで3着、2着と一戦ごとに着順を上げてきており、さらに良化が期待できる。牝馬同士の一戦となれば、当然勝ち負けは必至で連覇に期待がかかる。
○はアークヴィグラス。2歳時は道営と南関東で走って交流重賞を含めて重賞5連勝し、3歳春シーズンは桜花賞(浦和)3着、東京プリンセス賞2着、関東オークス5着と好走してきた。その後5戦は掲示板にものれずに不振が続いていたが、4月のしらさぎ賞で5着に入って復活の兆しが見えた。今回は道営に戻ってきて初戦となるが、調子さえ戻っていればあっさり勝っても不思議ではない。
▲はエスシーヴァローナ。前走の勝ち時計が昨年のこのレースと0秒4差なので、数字上ではここでも通用する。すんなり先行できれば面白い存在。
△に51キロの斤量が有利な3歳のルナクレアと、道営から移籍して昨年は佐賀3冠馬となったスーパージンガ。再び道営に戻ってきて2戦目の前走は4頭立てとはいえ逃げて2着と粘っており、レース振りに注目したい。
クオリティスタートの連覇か、アークヴィグラスの復活か。あるいは伏兵が台頭するのか!?マイル女王の座を巡り熱い戦いが繰り広げられるヒダカソウカップは、6月17日(水)、20時35分発走。
(文:佐々木祥恵)