笠松の新緑賞を制したエイシンハルニレが水沢でも重賞勝利なるか(撮影:谷口浩)
ウイナーカップは3歳馬限定のダート1400mによる重賞で、今年で44回目を数える。1着から3着までに入った馬に、7月26日に盛岡競馬場で行われるハヤテスプリント(ダ1200m)の優先出走権が付与され、今回は11頭が出走してきた。
◎はマイランコントル。デビューから3連勝で臨んだ東北優駿は2番人気に推されながらも、9着と惨敗。だが前走よりも戦いやすい組み合わせで、巻き返す可能性は十分だ。3走前に水沢の1400mでも逃げ切っており、距離も心配ない。
○はエイシンハルニレ。こちらは名古屋からの転入馬で、3走前の新緑賞では今回同じレースに出走する笠松からの転入馬ダルマワンサに4馬身差をつけて優勝。昨シーズンは岩手で走っていて、若駒賞でグランコージーの2着、水沢の寒菊賞でやはりグランコージーの4着と健闘しており、このメンバーなら十分やれる。
▲はリュウノチョッパー。JRA時代からここまで1600mから1800mの距離で好走しており、距離短縮がどう出るかだが、前走から比べれば相手関係も楽になっており、上位争いは可能とみた。
△は3頭。前走、笠松のぎふ清流カップで2着のダルマワンサ、勝ち馬からは差はついているものの重賞の東北優駿やスプリングカップで3着と健闘しているレールガン、2走前に水沢の1400mの重賞あやめ賞優勝のアンズビジン。
重賞初制覇がかかるマイランコントルと古巣に戻ったエイシンハルニレなど混戦模様のウイナーズカップ。6月28日(日)、18時10分発走。
(文:佐々木祥恵)