障害では6戦4勝3着2回のトラスト(撮影:下野雄規)
過去の優勝馬にはオジュウチョウサンやシングンマイケルなどが名を連ねるレースで設立当初は3300mで秋に行われていたが、2009年から春の東京開催に移設され、2012年からは3110mで行われている障害競走。
難易度の高い障害はないものの、4連続含む3度の連続障害と、最終障害を飛び終えたあとの400m弱の長い直線芝コースがポイント。平地の脚力も求められるレースだ。
本命は◎トラストだ。札幌2歳Sに勝って3歳春はダービーにまで駒を進めた馬で、障害では6戦4勝3着2回。オジュウチョウサンやシングンマイケルに阻まれて障害重賞勝ちこそないが、東京コースも2度経験しており不安はない。慢性的な脚部不安を抱えているだけに1戦1戦が勝負の馬だ。
○ケイティクレバーも豊かな将来性を感じさせる1頭だ。2歳時には京都2歳S3着で、3歳春は若駒Sに優勝。昨年は準オープン特別を逃げ切っている。障害飛越は安定しているとは言い難いが、それでも1戦毎に進境を見せており、転向後は4戦3勝。芝コースに不安はなく、逆転候補だ。
▲ラヴアンドポップは18年の阪神ジャンプSでアップトゥデイトと一騎打ちを演じた実力馬。その後、脚部不安により1年7カ月の休養を余儀なくされ、今回が休み明け3戦目。東京コースは初めてになるが、最後の直線が芝コースというのは有利だろう。
シングンマイケルと同じシングンオペラ産駒で連勝中の△シングンオフビート、前走のオープン初挑戦でオープン勝ち経験馬を相手に頭差の2着△フォワードカフェまで抑えておきたい。