アイビスSDに臨むカッパツハッチ(撮影:下野雄規)
netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がったアイビスサマーダッシュの「
ゴールデンコンビ」はこちら。
【矢野英一厩舎×丸山元気騎手(
カッパツハッチ)】
「矢野英一厩舎×丸山元気騎手」の「直近1年」成績は3-2-2-14で複勝率33.3%、複勝回収率162.4%。矢野英一厩舎といえば田辺裕信騎手とのコンビという印象が強いが、直近1年での3勝は堂々のトップで、回収率が示す通り馬券妙味も十分だ。「直近5年」まで対象を広げても9-7-10-64の複勝率28.9%、複勝回収率101.6%とベタ買いプラスの水準をキープ。
20年セントポーリア賞(
ショウナンハレルヤ・10番人気)、18年恵山特別(
ホリデーモード・6番人気)、18年ゆきつばき賞(
カッパツハッチ・6番人気)と6番人気以下で3勝を挙げているが、セントポーリア賞が2番手からの抜け出し、恵山特別とゆきつばき賞が逃げ切りで、積極策が功を奏している。持続力に長けた矢野英一厩舎の管理馬の特性と、先行志向の強い丸山元気騎手の騎乗
スタイルがマッチしているのだろう。
丸山元気騎手は
カッパツハッチにこれまで7回騎乗しており2-1-1-3。昨年のアイビスサマーダッシュでの2着も含まれており、コース適性も申し分ない。確かに前走の大敗は気になるが、馬が殺到する外枠での競馬で包まれて嫌気が差してしまった可能性も。昨年のアイビスサマーダッシュは3番枠から2着しており、バラける展開になれば一変があってもおかしくない。