英国競馬は急遽方針転換、無観客開催継続

2020年08月03日 11:20

 6月1日の競馬再開後、初めて観客を動員して施行される予定だった8月1日のグッドウッド開催が、急転直下、無観客での開催となった。

 英国では10月1日から、各種スポーツ競技で観客動員が解禁になる見込みで、ここへ向けた試験的な開催が各種目で予定されていた中、競馬は8月1日にグッドウッド競馬場で行われる開催が、テストケースとして想定されていた。

 ところが英国ではここへ来て、一旦は沈静化の兆しを見せていたコロナウイルス感染が再び全土で拡大しつつあり、これを受けてボリス・ジョンソン首相が7月31日に、観客を動員したスポーツ競技のテスト開催の開始を、早くても8月15日まで延期するとの声明を発表。

 万全の感染防止対策を施した上で、5千人の観客を動員する準備をしていたグッドウッド競馬場は、前日になっての方針転換に、政府の決定には理解を示すとしながらも落胆の色を隠せず、急遽無観客となったことで、少なくとも10万ポンド(約1412万円)の損失を被ると、その見通しを発表している。

(文:合田直弘)

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