23年のジャパンCはイクイノックスが制した(23年11月撮影、ユーザー提供:さくら独走さん)
今年の
ジャパンCには最新のロンジン・ワールド・ベスト・レースホース・ランキングにおいて、レーティング世界1位の
カランダガンが出走を予定している。欧州の主要GIを3連勝中の大物の参戦は、レースを盛り上げること間違いなしだ。この機会に過去の
ジャパンCの中から、同じくレーティング1位の馬が出走していた14年と23年を振り返りたい。
まずは14年だ。この年のレーティング1位は
ジャスタウェイだった。前年の天皇賞(秋)でGI初制覇。そして同年のドバイデューティフリーでは2着に6馬身1/4の大差をつけて圧勝し、ワールドベストホースランキングで日本調教馬として初めて単独1位となった。その後、帰国初戦となった安田記念でGI・3勝目。凱旋門賞では8着に敗退したが、帰国初戦となった
ジャパンCでは
エピファネイアの2着を確保し、世界1位の面目を保った。
続いて23年の
イクイノックスだ。前年の天皇賞(秋)から有馬記念、ドバイシーマクラシック、宝塚記念、天皇賞(秋)とGI・5連勝。レーティング1位であることはもちろん、史上最強馬の呼び声も上がる中で迎えた一戦が
ジャパンCだった。三冠牝馬
リバティアイランド、同期の日本ダービー馬
ドウデュース、GI・3勝の
タイトルホルダーなど、超豪華メンバーとなったが、結果は
イクイノックスの独壇場だった。3番手追走から直線で抜け出し、
リバティアイランドに4馬身差の大楽勝。生涯最高ともいえるパフォーマンスを見せつけて、ターフに別れを告げることとなった。