9日に新潟競馬場で行われるレパードS(3歳・GIII・ダート1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みがキングカメハメハ。次点で3回のヘニーヒューズ、ゴールドアリュールが続き、2回がネオユニヴァース、ゼンノロブロイ、Bernardiniとなっている。
上位人気と目されるデュードヴァンは、初出走となるデクラレーションオブウォー産駒。同産駒は新潟ダート1800m自体に出走例がなく、種牡馬としても真価を問われる一戦となる。なお、Danzig直系種牡馬の産駒は過去に5頭が出走し、11年タガノロックオン(父ロックオブジブラルタル)の4着が最高着順。
シニスターミニスター産駒は「1-0-0-3」。13年インカンテーションが2着馬に2.1/2馬身差を付ける快勝で1人気に応えてみせた。なお、新潟ダート1800mとの相性は折り紙付きといえる種牡馬でもある。同産駒からはタイガーインディ、テーオーケインズ(抽選対象)、プロヴィデンス(抽選対象)の3頭が特別登録(同産駒のコース成績は「15-10-4-54」複勝率34.9%・複勝回収率154%)。
ディープインパクト産駒は「1-0-0-0」。11年ボレアスはジャパンダートダービー・2着からの臨戦で勝利を掴んでいる。同産駒からは名牝アパパネの子としても注目が集まるラインベックが出走予定。なお、同馬は先述したボレアスと同じオーナーの所有馬でもある(同産駒のコース成績は「9-11-4-83」複勝率22.4%・複勝回収率47%)。
初出走となるヴィクトワールピサ産駒は、上位人気と目されるミヤジコクオウほか、キッズアガチャー(抽選対象)が特別登録。前者は中央・地方問わずにダートの一線級として活躍したエスポワールシチーの半弟という意味でも期待が大きい(同産駒のコース成績は「7-5-3-54」複勝率21.7%・複勝回収率97%)。