30日に新潟競馬場で行われる新潟2歳S(2歳・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みがダイワメジャー。3回でディープインパクト、2回でハーツクライが続く。24頭もの種牡馬の好走歴があるように、血統傾向が幅広いことも特徴と言えるだろう
ディープインパクト産駒は「1-1-1-2」。13年にハープスターが勝ち馬となるほか、レコード決着となった14年にはアヴニールマルシェがハナ差の惜敗。今年はシュヴァリエローズ、ロードマックスの2頭が出走するが、意外にも産駒は4年ぶりの出走となる(同産駒のコース成績は「27-39-25-191」勝率9.6%・複勝率32.3%)。
キズナ産駒は「0-0-0-1」。初出走となった昨年はクリアサウンドが7人気4着と下馬評以上の走りで健闘してみせた。今年は上位人気と目されるフラーズダルムほか、ジュラメント、タイガーリリーの3頭が出走予定(同産駒のコース成績は「2-2-0-15」勝率10.5%・複勝率21.1%)。
初出走となるGleneagles産駒からはショックアクションが出走予定。父は14年カルティエ賞最優秀2歳牡馬で、3歳時にも英2000ギニー-英G1・愛2000ギニー-愛G1・セントジェームズパレスS-英G1とマイルG1を3連勝した(同産駒のコース成績は「1-0-0-0」勝率100.0%・複勝率100.0%)。
ローエングリン産駒は「1-0-0-0」。産駒として初出走となった16年ヴゼットジョリーが勝利を掴んでいる。今年は16年ファルコンS-GIIIを制したトウショウドラフタの甥にあたるセイウンダイモスが出走予定(同産駒のコース成績は「4-3-1-27」勝率11.4%・複勝率22.9%)。