【新潟記念予想】ワーケア 世代トップクラスの能力で古馬撃破を/JRAレース展望

2020年09月06日 07:45

ただ1頭古馬に挑む3歳馬ワーケア(撮影:下野雄規)

 サマー2000シリーズの最終戦でもある新潟記念は、夏の新潟開催を代表するレースとして歴史を積み上げてきた。

 真夏のハンデ戦らしく1〜3番人気馬は4勝2着2回3着2回。1番人気馬は2勝2着2回だ。トップハンデ馬は延べ14頭の出走で1勝2着1回と苦戦傾向だ。

 過去10年で見るとサマー2000シリーズの流れを汲んで小倉記念組が5勝でトップ。ただし、一昨年はダービーに出走していたブラストワンピースが勝ち、昨年は天皇賞・春から挑んだユーキャンスマイルが勝利したように秋のGIシリーズを目指す馬の好走率も上がっている。

 ◎ワーケアはホープフルSでコントレイル、ヴェルトライゼンデに次ぐ3着で、弥生賞2着。ダービーは末脚不発だったものの3歳世代でトップクラスの能力を持っていることは疑いようがない。3歳馬ゆえにハンデは53キロにとどまり、このメンバーなら負けられないところだ。母はイタリアの2冠牝馬。同じファミリーにはハットトリック産駒で全欧2歳牡馬チャンピオンとなったダビルシムがいる。持ち味のスタミナをいかせる菊花賞へ堂々と駒を進めるためにもここで結果を出したいところだ。

 ○サンレイポケットは長期休養明け2戦目から7戦して3勝2着3回3着1回と馬券圏内を外していない。祖母ロイヤルカードのきょうだいにはアドマイヤホープ(全日本2歳優駿)、アドマイヤフジ(日経新春杯、中山金杯2回)、アドマイヤコスモス(福島記念)がいて、母の半弟アドマイヤデウスは日経賞、日経新春杯の優勝馬。この馬も血統どおりに古馬になって力をつけてきた。重賞初挑戦で初戴冠も夢ではない。

 サンレイポケットと同じジャングルポケット産駒の▲ピースワンパラディも同様だ。こちらは青葉賞3着の実績がある。祖母キャトルセゾンの全妹にはホエールキャプチャの母グローバルピースがいて、タレンティドガールからチヨダマサコにさかのぼる母系もA級だ。エプソムCは久しぶりの重賞挑戦に加えて不良馬場に泣かされた格好となったが、巻き返しに期待したい。

 昨年の2着馬△ジナンボー、小倉記念2着△サトノガーネット、七夕賞2着△ブラヴァス。目黒記念2着アイスバブルも気になるが、△サトノダムゼルの走りを見たい。

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