「セントライト記念・G2」(21日、中山)
秋初戦となる
ガロアクリークが17日、パートナー2頭を相手に最先着。力をフルに発揮できそうな仕上がりだ。本番の菊花賞(10月25日・京都)へ向かうかどうかは今回の結果次第となるものの、ここを勝てばクラシック最終戦の有力馬に。飛躍の秋にするためにも存在感を示したいところだ。
追うごとに動きは良化している。ダービー6着以来の実戦となる
ガロアクリークが、美浦Wで素軽い動きを見せた。
マイネルレイヨン(2歳未勝利)、
ナリノメジャー(6歳2勝クラス)を大きく追走する形から、最後はしっかりと伸びて前者に3馬身、後者に4馬身先着。5F65秒5-37秒7-12秒3をマークした。
この中間は入念に併せ馬を消化し、ムードは上昇している。先週は
セイウンコウセイとの併せ馬で遅れたが、今週はきっちり最先着。パートナーの格が違うことから単純な比較はできないものの、体調を上げているのは間違いない。上原師は「予定通りの内容でいい感じだった。週を重ねるごとに体は締まり、動きも良くなっている」と納得の表情を見せた。
父は現役時代に短距離で活躍した
キンシャサノキセキ。師は「距離は問題ないと思う」と血統面の不安を一蹴した上で、「中山は(重賞を)勝っているコースだし、いいでしょう」とス
プリングSを制し、皐月賞で3着に好走した中山へのコース変わりをプラスに捉える。
実績はメンバー最上位と言っていい。「春は2強に食らいついていたし、楽しみですよね」と師はうなずく。
コントレイルと
サリオス不在の一戦で力を示し、2つ目の重賞タイトルをつかみたい。