【門別遠征馬情報】盛岡「OROカップ」では2着フジノロケットが高配当の使者に!29日の金沢「白山大賞典JpnIII」には昨年の道営記念馬リンノレジェンドが挑戦/地方競馬情報

2020年09月29日 12:30

昨年の道営記念覇者リンノレジェンドが白山大賞典に出走予定(写真は2018年鎌倉記念出走時、撮影:高橋正和)

 ホッカイドウ門別からの「遠征馬」の活躍が続いています。

 先週21日(月)から27日(日)の一週間に限っても、まずは21日盛岡「第22回ジュニアグランプリM1/芝1600m」に3頭が出走。4角1、2番手で直線に向いたエイシンビッグボスとスマイルミュが、まずは2着、3着に食い込んで見せた。

 続く24日は園田「第22回園田プリンセスカップ/1400m」に4頭が参戦。デビュー2連勝を飾りエリート街道を進んできたラジアントエンティが、前2戦のJRA芝挑戦も糧にスピード強化を果たした姿を披露。当地リーディングジョッキー吉村智洋騎手の手綱で好発からすんなり先手を奪い、序盤から後続に全く付け入る隙を与えず5馬身差の逃げ切り圧勝。にもかかわらず、鞍上、そして管理する角川秀樹師が共に「道中ずっと外に張りっぱなしで、勝ちはしたけど能力の一部を示せただけ」というニュアンスで話していた通り、潜在能力自体はこの程度で留まらない素質馬だ。10月15日の門別「エーデルワイス賞JpnIII」はじめ「数ある選択肢の中から次走を検討します」(角川師)ということで、今後の活躍が益々期待されることになりそうです。

 なお、この園田プリンセスカップに出走した他の3頭も健闘。展開が厳しくなったデスブローこそ下位に沈んだものの、外め10番枠から序盤3番手につけたマイハンプスがそのまま前で踏ん張り3着を確保。末脚に懸けたラストスタンドが5着、そして門別デビューで園田転入2戦目だったアイルビーゼアが1番枠から距離ロスなく運びラジアントエンティの2着に続いてみせました。

 27日にはJRA中京「第68回神戸新聞杯GII」に北海優駿(ダービー)2着馬シンボが挑戦。無敗の二冠馬コントレイルはじめ強敵ぞろいの中、外め枠からということもあってここ数戦の好走パターンだった先行策に持ち込めず13着に終わったものの、この先も長めの距離のJRA芝レースに挑んでいく方針に変わりはないということです。

 また同27日、盛岡の芝1700m重賞「第22回岩手県知事杯OROカップ」には、昨年9月ここ盛岡の芝マイル重賞「ジュニアグランプリM1」で重賞初Vを決めたフジノロケットが、当時と同じ地元・菅原辰徳騎手を背に挑戦。元JRA4勝馬ブラックバゴ(1着)や同5勝アップクォーク(3着)、同4勝ロードヴァンドール(4着)、同6勝ロワアブソリュー(5着)、同5勝ランガディア(6着)といった強敵を向こうに回し、4角手前からギアを上げて一気に加速。直線は激しい追い比べとなる中、ゴール前大外から豪脚を発揮した大井ブラックバゴにクビ差交わされ2着も、全国のファンに高い芝コース適性をあらためて強く印象づけました。

 今週も引き続き、まずは29日(火)金沢の白山大賞典JpnIIIに昨年3歳で道営記念H1制覇まで駆け上がったリンノレジェンドが、さらに10月4日(日)の盛岡・ダービーグランプリM1には北海優駿(ダービー)馬アベニンドリーム&王冠賞馬コパノリッチマンが揃って挑戦予定。昨年制したリンノレジェンドに次ぐ2年連続の「3歳秋の頂点」奪取を狙います。

 各地重賞の勝ち馬検討に当たってもチェックを欠かせない「ホッカイドウ門別からの遠征馬」。27日盛岡でフジノロケットが一翼を担ったような「高配当馬券」ゲットに近づくためにも、今後も見逃すことなくご注目いただければ幸いです!

(文:ひだか応援隊)

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