きょう7日のメイン(最終)12Rは、道営記念H1に直結する前哨戦として定着した重賞「第53回瑞穂賞H2/1800m外回り、JBC協会協賛
デクラレーションオブウォー賞」です。
シーズン最終レースで行われる頂上決戦・道営記念でも有力候補となるだろう転入3連勝の18年佐賀記念勝ち馬
ルールソヴァール、前走で丸一年ぶりの戦列復帰を果たした
スーパーステション、門別再転入後は3戦2着2回という成績も底力はトップ級の18年羽田盃馬
ヤマノファイト、昨年道営記念2着の実績馬
ステージインパクトに、前走笠松への遠征で地方交流重賞・くろゆり賞を逃げて6馬身差圧勝
クインズプルートらが出走。7頭の少頭数ながら非常に中身の濃いメンバー構成となりました。
中でも高い注目を集めるのは、7月1日の転入初戦「
ハービンジャー・プレミアム/1800m外回り」から前走の重賞「旭岳賞H2/2000m外回り」まで楽々3連勝の
ルールソヴァールと、脚部不安で休養入りした昨年9月までは地元「無敵」を誇った
スーパーステションでしょうか。
ルールソヴァールは、GI(JpnI含む)3勝を誇る現船橋
サウンドトゥルーの2つ下の全弟(※現在はセン馬)で、今季10歳の兄が9月の東京記念SIを7馬身差で圧勝したように、まだまだここからの大活躍も期待できるだろう実力馬。最終追い切りの坂路でも引き続き好時計をマークしており、パフォーマンス向上の余地こそあれ後退の懸念は皆無と言って良さそうな臨戦過程という印象です。転入4連勝を飾り、大本命として道営記念H1に向かうことになるのか。大いに注目されます。
完全復活を期す
スーパーステションは、角川秀樹師が戦列復帰を前に「(6月の)帰厩当初から目標は道営記念ですから」とコメントしてくれていたが、A1下特別をひと叩き(3着)して青写真通り、この瑞穂賞H2に駒を進めてきた。中間も「幸い、脚元は大丈夫です」と角川師。その言葉通り、坂路での最終追いも3Fトータルでの時計を復帰戦時より大きく詰めており、大目標・道営記念H1での「完全復活」に向け順調に過程を踏んでこれているようです。復帰2戦目の今回は、前走時より「ゴール前の踏ん張り」が強化されることが期待されますが、そうした全国のファンの皆さんの思いに応える走りを見せてくれる可能性は決して低くないように感じます。
頂上決戦に向け、見逃し厳禁と言っていいメンバー構成となった「第53回瑞穂賞H2」の発走は、20時35分です。お楽しみに!
(文:ひだか応援隊)