現地時間17日、イギリスのアスコット競馬場でG1・チャンピオンズスプリントS(3歳上・芝直線1200m・16頭立て)が行われた。
ほぼ一団の馬群から、ラスト200mを過ぎた辺りで5頭ほどが抜け出しての叩き合い。最後は先に抜け出した8番人気タイのグレンシール(セ6、H.ドイル騎手)が、後方から追い込んだ14番人気タイのブランドー(セ8、イーヴス騎手)の追撃をハナ差しのいで優勝した。勝ちタイムは1分16秒74(重)。
さらに1/2馬身差の3着には、ブランドーと連れて追い込んだ2番人気ワンマスター(牝6、P.ブドー騎手)が入った。
前走スプリントC(英G1)覇者で1番人気のドリームオブドリームス(セ6、O.マーフィー騎手)は8着だった。
グレンシールは父Pivotal、母Gonfilia、その父Big Shuffleという血統。イギリスのA.ワトソン厩舎の管理馬。
前走スプリントCの2着に続き、G1・2戦目での初制覇となった。重賞は2走前のフェニックススプリントS(愛G3)に続き2勝目。通算成績は27戦8勝。
鞍上のホリー・ドイル騎手は、女性騎手のチャンピオンズデー初勝利を果たした1レース前のロングディスタンスC(英G2)に続き連勝。G1はこれが自身初制覇となった。