西塚十勝元調教師が死去

2006年12月23日 23:00

 23日3時50分、元JRA調教師の西塚十勝氏が、老衰のため埼玉県東松山市の病院で死去した。享年94歳。葬儀・告別式は26日正午から茨城県美浦村美駒2500の2、美浦トレーニングセンター厚生会館分館で行われる。喪主は長男安夫(やすお)氏。

 西塚十勝(にしづか とかち)氏は1912年北海道生まれ。28年に騎手デビューし、38年に調教師免許を取得。コマミノル(50年オークス)、ミスカブラヤ(79年エリザベス女王杯)、シノクロス(87年京成杯3歳S-GII)などの活躍馬を育てた。カネツクロスなどを管理した西塚安夫調教師(61、美浦)は長男。

 3度も九死に一生を得たことから「厄よけ大師」などといわれ、競馬界で「強運の人」として知られた。54年、台風の影響で遭難し、1400人以上が死亡した青函連絡船「洞爺丸」の乗船券を持っていたが、乗り遅れ助かり、71年には函館空港に着陸直前で墜落し乗客ら68人が死亡した「ばんだい号」にこれも乗り遅れて助かり、82年にも死者33人を出した東京のホテル・ニュージャパン火災の際、宿泊していたが外出していて難を逃れた。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。