8日に東京競馬場で行われるアルゼンチン共和国杯(3歳上・GII・芝2500m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みがハーツクライ。次点で3回のゼンノロブロイ、ステイゴールドが続き、2回がジャングルポケット、
ルーラーシップとなっている。
ハーツクライ産駒は「3-2-0-11」。14年
フェイムゲーム、16年
シュヴァルグラン、17年
スワーヴリチャードと3頭の勝ち馬を出す一方で、12年
ギュスターヴクライ(1人気6着)、13年
メイショウナルト(1人気14着)と1人気の凡走も見受けられる。また、ここで好走した同産駒は、のちにGIウィナーとなる場合も多い。今年は
タイセイトレイル、
プリンスオブペスカの2頭が出走予定。
キングカメハメハ産駒は「0-0-1-6」。一見すると不振に思えるものの、延べ7頭のうち5頭が二桁人気馬で、上位人気に推された15年
レーヴミストラル(3人気3着)は人気通りの走りを見せていた。今年は上位人気と目される
ユーキャンスマイルほか、
エアウィンザーが出走予定。
ステイゴールド産駒は「1-1-1-11」。18年に
パフォーマプロミスが勝利しており、昨年も
アフリカンゴールドが1人気3着と及第点の走りを見せていた。同産駒は1〜3人気「1-1-1-2」、4人気以下「0-0-0-9」と人気でも線引きしやすいかもしれない。今年は
バレリオが出走予定。
初出走となる
オルフェーヴル産駒はステイゴールドの孫世代。同産駒からは上位人気を担う
オーソリティほか、
オセアグレイトが出走予定。