これでGI・3連勝、単勝1.6倍の1番人気に応えたグランアレグリア
22日、阪神競馬場で行われたマイルCS(3歳上・GI・芝1600m)は、好位でレースを進めたC.ルメール騎手騎乗の1番人気グランアレグリア(牝4、美浦・藤沢和雄厩舎)が、直線に入って前が詰まる場面があったものの、外に進路を確保して一気に抜け出し、2着の3番人気インディチャンプ(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。
【豆知識】
◆JRAGIの1番人気はこれで6連勝(5連勝時点で初)。スプリンターズSのグランアレグリアから、秋華賞のデアリングタクト、菊花賞のコントレイル、天皇賞・秋のアーモンドアイ、エリザベス女王杯のラッキーライラックと連勝中。
◆グランアレグリアの単勝オッズは1.6倍。マイルCSで単勝1倍台の出現は2005年のデュランダル(8着)以来15年ぶり。1984年のマイルCS創設以来、11戦10連対(7勝)。
◆1600m以下のJRAGI・年間3勝はロードカナロア以来、史上2頭目。
◆今年の牡馬混合GIで牝馬は7勝目。6勝の時点で年間最多で、さらに記録を更新。
◆ルメール騎手は4年連続4回目のJRA平地GI・3連勝。2017年ヴィクトリアマイル〜日本ダービー、2018年秋華賞〜天皇賞・秋(京都開催のJBCスプリントまで連勝)、2019年桜花賞〜天皇賞・春に続いての達成。
◆馬主のサンデーレーシングは今年JRAGI・7勝目。自身及び竹園正繼氏が持っていた同一馬主の年間最多勝記録を更新。
◆レースの上がり33秒5は、グランアレグリアが勝った2019年桜花賞(33秒3)に次ぎ、芝1600mのGIで歴代2位タイ。世代限定戦、牝馬限定戦以外では単独1位。
◆17番人気ブラックムーンの単勝オッズは648.8倍。JRAGIでは歴代5位の高オッズとなった。1位は2000年の高松宮記念、スピードスターの745.7倍。
◆勝ちタイム1分32秒0(良)は阪神芝1600mのコースレコードと0秒1差。レコードの1分31秒9はブラックムーンが2017年米子Sで記録。また、マイルCSのタイムとしては歴代3位。
※データは注記のあるものを除き1986年以降。