A.オブライエン厩舎の名牝マジカル(写真は2019年タタソールズGC出走時、提供:racingfotos.com)
英愛チャンピオンSなどG1・7勝をあげたマジカル(牝5、愛・A.オブライエン厩舎)が現役を引退、繁殖入りすることがわかった。所有するクールモアが現地時間22日、発表した。
13日の香港C(香G1・3着)を終え、A.オブライエン調教師から現役続行を希望する声も伝えられたが、本年をもって引退が決定したとのこと。
マジカルは父Galileo、母Halfway To Heaven、母の父Pivotalという血統。
3歳10月の英チャンピオンズフィリーズ&メアズS(英G1)でG1初制覇。4歳時はタタソールズGC(愛G1)、愛チャンピオンS(愛G1)、チャンピオンS(英G1)とG1・3勝。4歳での引退も伝えられたが、5歳の今年も現役を続行し、タタソールズGC、愛チャンピオンS連覇を含むG1・3勝をあげた。
通算成績は28戦12勝(うち重賞11勝)。2着も8回を数え、エネイブルやガイヤースなど強豪を相手に、常に安定感抜群の走りを見せた。