キセキの素晴らしい走りに期待したい(写真は18年有馬記念前の様子、撮影:花岡貴子)
いよいよ有馬記念です。
キセキは坂路で追い切られましたが、その際、馬装を変えてみたそうです。
「普通の鼻革からクロス鼻革に変えてみました。前走、ちょっと行ってしまったので、それをコントロールするために少しでも工夫をしたい、という狙いです。馬装については、マッチしているようなのでよかったです。そのクロス鼻革のほうが制御も効きそうです」と小滝助手。
先行することになるとしても、あそこまで行かずにもうちょっとちょうどいいかんじでレースを進めたい、ということでしょう。
「出たところになるのでしょうが、前走ほどにはならないように。道中のリズムを崩さないように、タフな競馬をしてくれたらと思います」
GIを続けて使ってはいますが、疲れはみられないとのこと。
「馬のほうは目立った疲れもなく、元気いっぱいです」
そして、このレースがJRAの芝GI中距離路線での角居厩舎のラストランとなります。これまで、芝の中距離GIでたくさんの名勝負をみせてくれた角居師への感謝の気持ちを込めて、キセキの素晴らしい走りを期待したいです。
(取材・文:花岡貴子)