国内では過去にわずか16頭しか登録されていない白毛馬のハクバノデンセツ(牡3、川崎・佐々木吉郷厩舎)が、5日に川崎競馬場で行われた能力試験に合格した。29日(月)から2月2日(金)の間に、川崎競馬場でデビューする予定。
ハクバノデンセツは父ハクホウクン(その父ハクタイユー)、母フラッシュリリー(その父マグニテュード)、従兄に00年川崎記念(交流GI)を勝ったインテリパワーがいる血統。父ハクホウクン、祖父ハクタイユーも白毛馬で、3代続く白毛は国内初のケースである。5日の能力試験では、的場文男騎手騎乗で59.3秒のタイムを記録し合格していた。
なお、過去に白毛馬で勝ち星を挙げているのは、父ハクホウクン(大井・3勝)、ホワイトワンダー(上山→宇都宮・2勝)、ホワイトペガサス(浦和→大井・8勝)の3頭のみとなっている。ハクバノデンセツには4頭目の勝ち上がりに期待される。
また、JRAではホワイトベッセル(牡3、栗東・安田隆行厩舎、父クロフネ、母シラユキヒメ)1頭が現役の白毛馬(未出走)として登録されている。