ヴェステールベルフ社が英国ダービー、オークス現1番人気馬の権利の一部をクールモアより買収

2021年01月18日 11:40

 英国ダービーの前売りで1番人気に推されているハイデフィニション(牡3、父ガリレオ)、英国オークスの前売りで1番人気に推されているサンタバーバラ(牝3、父キャメロット)の権利の一部が、いずれもゲオルク・フォン・オペル氏の競馬組織ヴェステールベルフ社に買収されたことが明らかになった。

 ヴェステールベルフ社のアドバイザーを務めるジェイミー・マコルモント氏によれば、同社はハイデフィニションの権利の12.5%、サンタバーバラーの権利の25%を、クールモアグループから取得したとのことだ。

 ハイデフィニションもサンタバーバラも、エイダン・オブライエン調教師と妻アンマリーさんの競馬組織ウイスパーヴュー・トレーディング社の生産馬で、当然のことながらエイダン・オブライエン師が管理している。ハイデフィニションは2歳時、G2ベレスフォードS(芝8F)を含む2戦2勝の成績をマーク。一方、サンタバーバラは9月にカラのメイドン(芝8F)を制しデビュー勝ちを果たし、1戦1勝の成績で2歳シーズンを終えている。

 オペル氏はその名の通り、ドイツ車オペルの創業者であるアダム・オペル氏のひ孫にあたる。競走馬の所有を始めたのは2018年で、2020年の独オークス(芝2200m)をミスヨーダで制覇。2020年のタタソールズ10月1歳市場にて最高値の340万ギニーで購買された、ジャパンやモーグルの全妹にあたる牝馬(父ガリレオ)を、クールモアと共同購入するなど、最近はクールモアとの関係を深めていた。

(文:合田直弘)

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