28日、東京競馬場で行われた早春S(4歳上1600万下、芝1800m)は、長谷川浩大騎手騎乗の1番人気アグネスアーク(牡4、栗東・河内洋厩舎)が好位追走から、逃げ粘る12番人気ヨイチサウスをゴール直前で交わし、クビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分46秒2(良)。さらに1.1/2馬身差の3着に5番人気エイシンデピュティが入った。
勝ったアグネスアークは、父アグネスタキオン、母ベルセゾン(その父ベリファ)という血統。叔母に01年スワンS(GII)など重賞3勝を挙げたビハインドザマスク、従妹に06年クイーンC(GIII)を制したコイウタ(牝4、美浦・奥平雅士厩舎)、JRA現1勝のシュガーヴァイン(牝3、栗東・河内洋厩舎)がいる。03年セレクトセールにて4200万円で落札されていた。
昨年1月9日の新馬(京都・芝1600m)で、2着に3.1/2馬身差をつける完勝でデビュー勝ちしたが、その後骨折が判明し休養入り。11か月ぶりのレースとなった12月10日の3歳上500万下(阪神・ダート1400m)、前走の伏見特別(4歳上1000万下、芝1600m)を勝ちここに臨んでいた。通算成績4戦4勝。
なお、アグネスタキオン産駒の古馬オープン馬はショウナンタキオン、ロジックに続く3頭目となった。