今週末に行われるチャンピオンズCを23、24年
レモンポップで連覇。今年も
ナルカミを出走させる美浦・田中博康厩舎に、新たなスター候補が誕生した。11月29日の東京9R・カトレアS(ダート1600メートル)で砂転向後、無傷の3連勝を決めた
サトノボヤージュ(牡)は、2歳馬とは思えないレースセンスが光った。
1200メートルの未勝利勝ちから1ハロンずつの距離延長だが、今回のマイル戦にも難なく対応。自在性に加えラストの脚も確か。隙のない優等生だ。カトレアSは20年に
レモンポップも制した出世レース。次走はサウジ遠征も視野に入れるイントゥミスチーフ産駒が、偉大な先輩の背中を追う。
11月29日の京都では2冠牝馬
エンブロイダリーの半弟
バートラガッツがデビュー勝ち。芝への参戦も視野に入っており、厩舎の先輩
ドゥラエレーデのような“二刀流”での活躍を期待したい。