14日に阪神競馬場で行われるフィリーズレビュー(3歳・牝・GII・芝1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる3回の馬券絡みがダイワメジャー、2回がファルブラヴ、キングカメハメハ、ディープインパクト。好走種牡馬は多種多様で、今年はいずれの種牡馬も初勝利がかかった一戦となる。
ロードカナロア産駒は「0-1-0-7」。昨年、ヤマカツマーメイド(2人気2着)が初めて3着以内に好走してみせたが、18年アンヴァル(3人気4着)、19年イベリス(9人気4着)、あと一押しで馬券圏内という結果が続いていた。今年はエルカスティージョ、スティクスの2頭が特別登録。
ヴィクトワールピサ産駒は「0-0-0-3」。まだ3着以内への好走例こそないものの、18年ギンコイエレジーは未勝利からの臨戦で14人気5着、勝ち馬から0秒2差で入線していた。今年は上位人気と目されるオパールムーンほか、ヤマニンルリュールが特別登録。
スクワートルスクワート産駒は「0-0-0-1」。出走例は15年エフェクト(15人気11着)に限られる。今年は上位人気を担うヨカヨカによって改めて種牡馬としての真価を問われることになりそうだ。なお、下級条件を含めたコース成績は「0-1-1-21」となり、同コースでの初勝利も期待される。
オルフェーヴル産駒は初出走となるが、18年には同馬の全妹にあたるデルニエオールが5人気3着と好走。種牡馬としても牝駒は「3-4-0-14」勝率14.3%・連対率33.3%、単回収330%と申し分のないコース成績を残している。同産駒からはポールネイロンが出走予定。