ワールドリングが差し切って羽田盃・東京ダービーへの優先出走権を獲得した(撮影:高橋正和)
11日、大井競馬場で行われたクラシックトライアル(3歳・ダ1800m・1着賞金350万円)は、縦長の馬群の中団で進めた矢野貴之騎手騎乗の3番人気ワールドリング(牡3、船橋・張田京厩舎)が、第4コーナー手前で先行勢を射程圏内に入れて直線で抜け出し、最後は9番人気トーセンブライアン(牡3、船橋・張田京厩舎)に2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分54秒7(良)。
4馬身差の3着には10番人気バジルフレイバー(牝3、大井・月岡健二厩舎)が入った。1番人気ブライトフラッグ(牡3、大井・藤田輝信厩舎)は6着、2番人気サヨノグローリー(牡3、浦和・工藤伸輔厩舎)は4着だった。
ワールドリングは父トゥザワールド、母スパイラルリング、その父エンドスウィープという血統。4戦目以降の重賞戦線では苦戦していたが、ここで昨年9月以来の勝利を挙げ、通算成績を8戦3勝とした。
本レースの1着馬ワールドリングには4月29日に行われる羽田盃と6月9日に行われる東京ダービー(ともに大井・SI)への、2着馬トーセンブライアンには羽田盃への優先出走権が与えられる。