【ダービー卿CT展望】好走条件に合うあの馬に期待したい

2021年03月30日 06:00

東京新聞杯を制し勢いに乗るカラテの4連勝に期待(撮影:下野雄規)

 Bコース替わり初週に行われるので、良馬場なら1分32秒台の速い勝ち時計が出ることも珍しくない一戦。しかし、同じく非常に速い時計が出る秋開催と違って洋芝がオーバーシードされている馬場のため、スピードだけで押し切るのは難しいという一面もある。

1.休み明けは苦戦

 阪神開催だった11年を除く過去9年で、中9週以上の休み明けでこのレースに臨んだ馬は[1-2-2-29]で複勝率14.7%。マイルCSや阪神Cなど格上レースからの臨戦馬も含めて、好走例は多くない。順調に使われている馬が中心になる。

2.ディープ産駒は不振

 過去9年でディープインパクト産駒は[0-1-1-18]で複勝回収率が21%しかない。昨年は1番人気に支持されたプリモシーンが5着に敗れ、18年も1番人気のグレーターロンドンが5着に敗れた。

3.大型馬のパワーが活きる

 昨年の勝ち馬クルーガーは530kgで、一昨年の勝ち馬フィアーノロマーノは540kgだった。また、18年は1着ヒーズインラブが522kg、2着キャンベルジュニア544kg、3着ストーミーシーは520kg。17年は1着ロジチャリスが560kg、2着キャンベルジュニアが536kg、3着グランシルクが506kg。毎年のように大型馬が活躍している。

 カラテは2・3勝クラスで中山マイルを快勝しており、今回の条件替わりはプラスだろう。もし時計勝負になっても対応は可能であるし、近走の530kg前後の馬体重が示す通りパワーも兼ね備えている。4連勝の期待は十分。

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