10日、小倉競馬場で行われた4R・3歳未勝利(芝2000m)は、和田竜二騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝190円)メトロシュタイン(牡3、栗東・松元茂樹厩舎)が中団追走から、4番人気マイネルファヴールを1/2馬身差し切り優勝した。勝ちタイムは2分02秒5(稍重)。この勝利がスエヒロコマンダー産駒のJRA初勝利となった。
勝ったメトロシュタインは父スエヒロコマンダー、母パールクイン(その父Kenmare)という血統。1月6日のデビュー戦(京都・ダート1800m)3着、前走(小倉・芝1800m)2着と安定した走りを見せており、3戦目での勝ち上がりとなった。通算成績3戦1勝。
同馬の父スエヒロコマンダーは、父コマンダーインチーフ、母は92年阪神3歳牝馬S(GI)の勝ち馬スエヒロジョウオー(その父トウショウペガサス)という血統。99年鳴尾記念(GII)、小倉大賞典(GIII)を制すなど中長距離を中心に通算成績60戦7勝(重賞2勝)の成績を残した。現3歳世代が初年度産駒の新種牡馬で、地方では2戦2勝のイーグルショウ(牡2、大井・山藤統宏厩舎)など5頭が勝ち上がっている。