デアリングタクト陣営の揺るぎない信頼関係 松山に託すこと「何の迷いもなかった」

2021年04月22日 06:00

 松山を背に負われたデアリングタクト (C)The Hong Kong Jockey Club

 「魁!海外馬券塾」(21日)

 香港ジョッキークラブによるレーシングバブル(外国馬の関係者を自国民と極力接触させないで国際競走を行う手法)の適用により、日本からの遠征馬のスタッフは厳しい隔離下に置かれている。幸い馬の調教には何ら影響がなく、25日にシャティン競馬場で行われるクイーンエリザベス2世C、チェアマンズスプリントプライズに出走する日本馬5頭は順調に調整を進めている。私が帯同させていただいているデアリングタクトは21日、松山騎手が騎乗し、シャティン競馬場の芝コースでの最終追い切りで4F54秒2のタイムを計時した。

 クイーンエリザベス2世Cに出走する日本馬のうち、デアリングタクト以外の3頭にはいずれも香港をベースとする騎手が騎乗する。20日のオンライン記者会見では地元メディアから杉山晴師に対して「他の馬のように、香港の騎手を起用することは考えなかったか?」との質問が出たが、「この馬を一番よく知っている松山に託すことに何の迷いもなかった」と答えた師の姿に揺るぎない信頼関係がうかがえた。このチームが育てた3冠牝馬が今週末、香港の地で華麗に舞うことを大いに期待している。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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