netkeibaの膨大なデータを学習させているAIが、今週もオリジナルの
ビッグデータを活用したAI競馬予想から弾き出した、天皇賞(春)の激走注目馬を紹介します。
 今年もっとも重要になってくるのは何といっても過去に2度しか開催されたことのない「阪神3200m」「1周目外回り→2周目内回り」という
イレギュラーなコース設定。前回は今年2月末に開催された松籟S(3勝クラス)で、その前は1994年の天皇賞(春)。こちらはコース改修以前のため、正確にいうとGIはおろか、重賞で開催されるはじめてのコースとなります。
 ではAIはどう予想するのか。レースのペースを予測し、各馬の脚質・各馬の最終走破タイムを算出、走破タイムの速い順に印を打ちますが、学習し予想に使われるデータは、netkeibaが保有するこれまでのレース情報すべて。今回のコースが超レアだとしても予想への影響はありません。
 そんな中、週頭には
ディアスティマをnetkeibaAIの本命候補としてピックアップしたAIですが、調教や枠順、馬場など週中の情報を追加した上で弾き出した注目馬は、単勝万馬券クラスの超大穴
ナムラドノヴァンでした。
【netkeibaAIの注目馬】
馬名:
ナムラドノヴァン鞍上:内田博
予測ペース:平均(遅)ペース
予測脚質:差
指数:66.59 (全17頭中1位)
 3走前、1月の万葉Sで格上挑戦の身で7人気から1着。ハンデ戦の最軽量51キロだったため、フロックのようにも思われましたが、その後ダイヤモンドSで4着、阪神大賞典3着と長距離戦で結果を残して来た。 
 未勝利戦を勝ったのは3歳の6月と遅かった上に、4歳〜5歳前半にかけて長期休養。復帰後使いながら徐々に調子を上げ、6歳になってようやく本格化した模様。
 元々メンバー中1〜3位の速い上がりを使う事が多い同馬だが、ここ5戦はすべて3位以内。ペースが遅くても速い上がりを使える。ペース予測平均(遅)、土日は雨予報も出ているが、状況は前走の阪神大賞典の時と同じようなコンディション。
 同条件で行われた松籟Sのラップをみても、残り1200mから厳しいペースになっているように、瞬間的なキレ脚というよりは「長く良い脚を使えるスタミナ自慢」に優位のレース。前走後に鞍上の内田博騎手も「長い距離が合っているね。馬はさらに良くなっている」とコメントしているように、さらなる上昇も見込めそうな今回。1着までとなると近走の競馬よりも前につける必要がありそうですが、激走可能性十分の絶好のチャンスなのかもしれません。
 新たなデータを取り込むたびに学習し、回収率が向上しているnetkeibaオリジナルAI。その他の馬を含めた全順位付け、解説はウマい馬券で公開中です!