17日、東京競馬場で行われたクイーンC(3歳牝、GIII・芝1600m)は、北村宏司騎手騎乗の3番人気{horse=2004100763:イクスキューズ}(牝3、美浦・藤沢和雄厩舎)が、好位3、4番手追走から残り150mあたりで追い出すと、追いすがる1番人気カタマチボタンを突き放し、1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分34秒5(良)。さらに3/4馬身差の3着に2番人気ハロースピードが入った。
勝ったイクスキューズは、父ボストンハーバー、母は92年フラワーボウルH(米G1)を制したクリスティキャット(その父Majestic Light)という血統。伯父にPlugged Nickle(フロリダダービー-米G1)がいる。昨年5月のひだかトレーニングセールにて、セール最高価格となる3700万円で落札されていた。
昨年7月2日の新馬(福島・芝1800m)で2着に7馬身差をつける圧勝でデビューを飾り、続くクローバー賞(OP、札幌・芝1500m)もレコード勝ち。その後、札幌2歳S(GIII)3着、ファンタジーS(GIII)2着、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)5着と、重賞戦線で好走を続けていたが勝ち切れず、前走は菜の花S(OP)3着だった。通算成績7戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の北村宏司騎手は昨年のヴィクトリアマイル(GI、ダンスインザムード)以来のJRA重賞10勝目。管理する藤沢和雄調教師も、同レース以来のJRA重賞制覇で通算77勝目。このレースは02年(シャイニンルビー)に続き2度目の勝利。また、95年以来、13年連続JRA重賞制覇となった。
なお、ボストンハーバー産駒は03年クリスタルC(GIII)のワンダフルデイズ、03年新潟2歳S(GIII)のダイワバンディットに続き3頭目のJRA重賞勝ち馬で、約3年5か月ぶりのJRA重賞制覇となった。