同日クラシック制覇を果たしたデムーロ兄弟(写真は2018年のコラム『with佑』登場時)
現地時間23日、イタリアのカパンネッレ競馬場でG2・伊ダービー(デルビーイタリアーノ、3歳牡牝・芝2200m・14頭立て)が行われた。
道中は後方を進んだ1番人気トウキョウゴールド(Tokyo Gold、牡3、C.デムーロ騎手)が直線で外から、他馬と次元の違う脚を伸ばして先行各馬を差し切り、2着で2番人気タイのファンデモンタルバン(牡3、A.サンナ騎手)に4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分14秒9(良)。
トウキョウゴールドは、父がゼダーン系のKendargent、母Biancarosa、母の父Dalakhaniという血統。フランスの小林智厩舎の管理馬。生産者(欧州では繁殖牝馬の所有者を指す)、馬主は吉田照哉氏。
通算成績は7戦3勝。昨年にM.ミシェル騎手の手綱でフランスのリステッド競走・アラドブクト賞を制しているが、重賞は今回が初制覇。管理する小林智調教師にとっても重賞初制覇となった。
また、イタリア出身で現在はフランスを拠点に活躍するC.デムーロ騎手は、本競走近5年で4勝目(一昨年まで3連覇)。日本のオークス(GI)を制したM.デムーロ騎手と兄弟で同日クラシック制覇を果たした。