07年ウオッカ以来牝馬ダービー制覇へ サトノレイナスに求められる精神力

2021年05月27日 06:00

 「魁!海外馬券塾」(26日)

 毎年心が躍るダービー週だが、今年はさらに一つ楽しみが加わった。牝馬サトノレイナスの参戦だ。牝馬によるダービー制覇は07年のウオッカが最後。もう2度と見ることができないかもしれないと思った牝馬のダービーV。それを期待できる馬が現れたことが素直にうれしい。

 牝馬のダービー制覇は海外でも珍しい。プリークネスS、ベルモントSや英セントレジャーなど、各国の3冠に組み込まれる他のレースでは近年でも牝馬が勝利を収めているが、米ケンタッキーダービーは33年、英ダービーも10年以上牝馬の勝ち馬は出ていない。

 ダービーと同じ東京芝2400メートルのジャパンCでたびたび牝馬が勝ち、他のG1でも牡馬を圧倒するシーンは多く、ダービーで牝馬を割り引く理由は何もない。ただ、周りが全て牡馬の中でも動じない精神力は求められるだろう。

 07年ダービーのパドックで、ウオッカは馬体も落ち着きぶりも、牡馬たちに全く引けを取っていなかった。それどころか圧倒していた記憶さえある。サトノレイナスがどんな雰囲気をまとってパドックに出てくるのか、今から楽しみで仕方ない。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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