「日本ダービー・G1」(30日、東京)
まさに充実一途だ。青葉賞の覇者
ワンダフルタウンは26日、2週連続で和田竜を背に栗東CWへ。
ロードセッション(4歳2勝クラス)の4馬身半後方から発進し、4角で内から並び掛けると、直線は独壇場だった。一完歩ごとに僚馬を突き放し、ラストは右ステッキが一発入る熱のこもった内容。6F79秒9-37秒3-11秒8で、4馬身半先着を決めた。
主戦は「青写真通り、理想とする形に馬が持ってきてくれた。申し分のない動き。前走からやれることはできた」と感触は抜群。「ダービーを見据えて競馬してきたし、最高の舞台で、最高のパフォーマンスを出せる状態」と、自信満々だ。
10回目の競馬の祭典を前に、「キャリアを積むにつれ、勝たないと、と思うようになった。ホースマンとして一度はその景色を見たい」と、勝利を強く意識する大舞台。頼もしい相棒とともに、目指すのは世代の頂点だ。