24日、阪神競馬場で行われた3R・3歳未勝利(ダート1400m)は、岩田康誠騎手騎乗の1番人気エノク(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)が、出遅れながらも内から徐々に進出し好位4番手を追走。残り100mあたりで先頭に立つと後続を突き放し、5番人気チアズグローリーに4馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは1分26秒0(良)。さらに3.1/2馬身差の3着に2番人気ノースフォンテンが入った。
勝ったエノクは父クロフネ、母カーリーエンジェル(その父ジャッジアンジェルーチ)という血統。半兄に昨年の高松宮記念(GI)を勝ったオレハマッテルゼ(牡7、栗東・音無秀孝厩舎、父サンデーサイレンス)、半姉にエガオヲミセテ(マイラーズC-GII、父サンデーサイレンス)が、さらにいとこにアドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯-GI)、フラムドパシオン(UAEダービー-首G2・3着)、同日の中山2Rで勝ち上がったコマンドールクロス(牡3、美浦・高橋祥泰厩舎)、叔母にエアグルーヴ(オークス-GI)らがいる名牝系出身。
2月11日の3歳新馬(京都・芝1600m)でも1番人気に推されたが、パッションレッドから0.3秒差の3着に敗れていた。通算成績2戦1勝。ちなみに“エノク”とは、「聖書に登場する初めて天使と会ったとされる人の名」という意味。