2020、2021年と続けてハーツクライの牡馬を産んでいるメジロツボネ(写真は2012年HBC賞出走時、撮影:下野雄規)
2021年7月12、13日の2日間、北海道苫小牧のノーザンホースパークで行われる日本最大のセリ市・セレクトセール。その注目馬を紹介する。
上場番号87:メジロツボネの2020(牡)
父ハーツクライ、母メジロツボネ、その父スウェプトオーヴァーボードという血統。誕生日は2020年1月30日、生産牧場はレイクヴィラファーム、飼養者はノーザンファームYearling。
母メジロツボネはJRAで26戦4勝、主に短距離路線で活躍。その母メジロルバートは父メジロライアン、母メジロラモーヌと1980〜1990年代のメジロ牧場黄金時代に活躍した馬同士の配合。半兄には2019年の香港ヴァーズ(G1・芝2400m)を制したグローリーヴェイズ、2017年セレクトセールで5400万円(税込)で落札されたカヌメラビーチがいる。
父は先日種牡馬引退が明らかになったハーツクライ。2021年は種付けを行っていないため残りの産駒は2020年産、2021年産の2世代。今年のセレクトセールでは2020年産は20頭、最終世代の2021年産は3頭が上場予定となっている。
昨年のセレクトセールではラッキートゥビーミーの2019、チェリーコレクトの2019、ポロンナルワの2019、ヒルダズパッションの2020、シーズアタイガーの2020、シーヴの2020、スターシップトラッフルズの2020の計7頭が1億円超え。ディープインパクトだけでなくハーツクライもあと2世代、となると今年も多くの億超えが登場するだろう。