JRA北海道シリーズがあり、他地区での2歳競走も本格化してくる7月以降は例年、門別在籍馬・デビュー馬たちの「遠征」が活発になっていくわけですが、例年その“号砲”となるイメージの強い競走が今週17日(土)に行われるJRA函館2歳ステークスGIII(芝1200m)です。
“日本一早く行われる2歳重賞”栄冠賞H2はじめ、指定された「上級認定競走」3レースの1着馬が出走資格を満たせることになっており、最大3頭が挑戦可能なのですが、今年は「2019年生まれ世代・最初の2歳新馬戦」4月14日のJRA認定フレッシュチャレンジ競走を5馬身差で圧勝し、続く2戦目の上級認定競走「ウィナーズチャレンジ1」競走(6月3日/1200m外回り)も2番手追走から抜け出し押し切ったラブミードール(牝・父コパノリッキー)のみが挑戦予定。スタートの速さを活かし、初めての芝レースでも好勝負を期待したいところです。応援よろしくお願いします!
さて、今週2日目のきょう14日(水)は、前日と翌日に組まれた重賞競走に挟まれた“ローテーションの谷間”的な開催日。とはいえ、そのメイン(最終)12R「登別ブランド特別/A1〜A2-1組・1800m外回り」には、北海優駿(ダービー)H1で3着に食い込んだ3歳牡馬オタクインパクトに加え、JRAからの転入初戦馬も2頭(リョウランヒーロー、メイショウモウコ)の参戦などもあり、非常に興味深いメンバー構成となりました。
上記オタクインパクトのほかに上位人気に支持されそうなのは、近走この条件で好走しているバンカブルスターにモズノーブルギフト、ガッツポーズといった面々でしょうか。JRAから転入初戦だった前走「ハービンジャー・プレミアム」で前付けして勝ち馬サンビュートから1秒3差(6着)で踏ん張ったシンコーマーチャン、前走で果敢に挑んだ重賞「赤レンガ記念H2」はさすがに家賃が高かったグランシュマンも2走前にはバンカブルスターの0秒3差3着に追い込んだ通り、上位争いに加わってきても全く驚けない実績を残してきています。
伏兵陣が台頭し、ちょっとした好配当が飛び出す可能性もありそうな門別12R「登別ブランド特別」の発走時刻は20時35分です。お楽しみに!
(文:ひだか応援隊)