チューリップ賞、女王ウオッカ完勝

2007年03月03日 15:45

 3日、阪神競馬場で行われたチューリップ賞(3歳牝、GIII・芝1600m)は、四位洋文騎手騎乗の1番人気(単勝1.4倍)ウオッカ(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)が、好位4、5番手追走から直線入り口あたりで楽に先頭に並びかけると、逃げた2番人気ダイワスカーレットとの叩き合いを余裕で制し、同馬にクビ差をつけ完勝した。勝ちタイムは1分33秒7(良)。2頭から6馬身離れた3着に5番人気レインダンスが入った。なお、上位3頭には桜花賞(GI)の優先出走権が与えられる。

 勝ったウオッカは父タニノギムレット、母はJRA5勝のタニノシスター(その父ルション)という血統。叔父に今年のガーネットS(GIII)を勝ったスリーアベニュー(牡5、栗東・小野幸治厩舎)がいる。

 昨年10月29日のデビュー戦(京都・芝1600m)で2着に3.1/2馬身差をつけ逃げ切り勝ち。続く黄菊賞(500万下)は2着だったが、3戦目となった阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を2歳日本レコードタイム(1分33秒1)で制し、昨年のJRA賞最優秀2歳牝馬を獲得。2月3日のエルフィンS(OP・芝1600m)ではニシノマナムスメに3馬身差をつけ、今季初戦を快勝していた。通算成績5戦4勝(うち重賞2勝)。

 鞍上の四位洋文騎手は98年(ダンツシリウス)に続きこのレース2勝目。JRA重賞は先週のアーリントンC(GIII、トーセンキャプテン)に続く今年2勝目、通算49勝目。管理する角居勝彦調教師も先週のアーリントンC以来のJRA重賞で今年3勝目、通算18勝目。騎手、調教師ともに2週連続重賞勝ちとなった。

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