バターシュ(写真は2017年アベイドロンシャン賞出走時、撮影:高橋正和)
重賞11勝(うちG1・4勝)をあげているイギリスの最強スプリンター・バターシュ(Battaash、セ7、英・C.ヒルズ厩舎)が、現役を引退することがわかった。ヒルズ調教師のTwitterアカウントで31日、発表された。
バターシュは父がトライマイベスト系のDark Angel、母Anna Law、母の父Lawmanという血統。主戦騎手はJ.クロウリー騎手。
G1は2017年アベイドロンシャン賞(仏G1)、2019年・2020年ナンソープS(英G1)、2020年キングズスタンドS(英G1)の4勝。2017年から2020年にかけキングジョージS(英G2)4連覇を果たすなど、長きに渡り欧州の短距離王者として活躍した。
7歳となった今年は、連覇に挑んだ始動戦のキングズスタンドSで4着。5連覇に挑んだ30日のキングジョージSでも7着と敗れ、一夜明けた本日、引退が発表された。
通算成績は25戦13勝。うち24戦が約1000mのレースという生粋のスプリンターだった(残る1戦はデビュー3戦目、約1200mの条件戦で3着)。