現役時代にG1・4勝をあげ、種牡馬としても多くのG1馬を輩出したマスタークラフツマン(Mastercraftsman、牡15)は心臓発作のため、アイルランドのキャッスルハイドスタッドで死亡した。所有するクールモアのホームページで13日、発表された。
マスタークラフツマンは父Danehill Dancer(その父デインヒル)、母Starlight Dreams、母の父ブラックタイアフェアーという血統。
現役時代はアイルランドのA.オブライエン厩舎に所属。2008年のフェニックスS、ナショナルS(ともに愛G1)、2009年の愛2000ギニー(愛G1)、セントジェームズパレスS(英G1)とG1・4勝をあげた。
通算成績は12戦7勝。うち10戦7勝がジョニー・ムルタ騎手(現調教師)とのコンビだった。
2010年から種牡馬入り。代表産駒は2018年にジャックルマロワ賞(仏G1)など、欧州マイルG1・4連勝をあげたアルファセントーリ。そのほか欧州G1・2勝馬のアメージングマリア、キングストンヒル、ザグレイギャッツビーなど、多くのG1馬を送り出した。