池江泰郎元調教師は調教師引退後、ご存知のとおり、馬主としても活動されていますね。その中で、かなり前から幾度となくお話しされていたのが、このオールタイムハイのことでした。
「馬主になり、自分で持った繁殖牝馬のミリアグラシアにディープをつけて生まれたのがこの馬。初仔のクレアーレに続く3番目の子供。馬っぷりがよく、楽しみにしているんだ」(池江泰郎氏)
池江先生がおっしゃる通り、ミリアグラシアは毎年ディープインパクトを受胎してきたのですが、2019年の種付けはサトノダイヤモンドなのでこの配合の産駒はオールタイムハイが最後となります。
調教はかなり順調に進められており、今週も坂路で53.3-38.7-12.2で動いています。先週も上がり12秒1で上がっていますし、しっかり動ける体制にあります。
陣営も「トビが大きく、長い脚が使えそう」とかなり期待を寄せていましたよ。
今週の小倉開催は雨模様。日曜も雨が降り続く予想となっています。馬場の合う合わないはあるかもしれませんが、無事デビュー戦を飾れるといいですね。
(取材・文:花岡貴子)