シーズン前半のクライマックス「第33回ブリーダーズゴールドカップJpnIII」(優勝JRAマルシュロレーヌ)も終わり、ここからは足早に「短い秋」そして「長い冬」へと向かっていくことになる日高・胆振地方。門別グランシャリオナイターの観戦にあたっても、夕刻以降は羽織るものがほしくなる時期となってきますので、特に遠方よりお出でになるファンの皆様はぜひ、お気をつけください。

　さて今シーズンの門別ナイターも「第10回」開催(全15開催)の前節初日ということで、レーシングカレンダーの上でも「もう後半になっちゃったんだなぁ…」とちょっとしんみりし始めてしまうわけですが、特にホッカイドウ競馬が誇る“強い2歳馬たち”の快進撃は例年、この辺りから本格化し始めますので、門別のデビュー馬や所属馬らを応援していただくうえでは非常に楽しい季節となるはずです。

　そうした観点で、非常に楽しみなのが今夜の10R(発走19時25分)で行われるJRA上級認定の「ターフチャレンジII競走」です。今年もJRA札幌開催の最終日に編成され、門別デビューの2歳馬にとって大きな目標の一つ芝1200mのオープン特別「すずらん賞」への推薦順位を決めるうえで、このターフチャレンジII競走の勝ち馬が最優先されるため、出走各馬いずれも何とか勝利を手にしたい一戦ということができるでしょう。

　中でもその走りが注目されるのは、8月3日のターフチャレンジI競走も圧勝した栄冠賞H2・6着のコパノミッキーでしょう。前走の勝利後、陣営は推薦最上位となるJRA札幌のオープン特別「クローバー賞」への挑戦をいったん明言したものの目標を変更。このターフチャレンジII競走を走ったうえで「すずらん賞」へ向かうのか、あるいは地元重賞、さらには他地区地方での交流重賞に挑むのかを決めていくこととなりそうです。

　他では、前走ターフチャレンジI競走3着からの前進を期すドラゴンゴクウ、1000mの新馬戦(JRA認定フレッシュチャレンジ競走)を圧勝して2連勝めざすシャノンファンキー、4走前の新馬戦圧勝は印象が強かったバウチェイサーなどなど、7頭立ての少頭数戦ながら注目したい2歳馬は五指に収まらない感もある一戦です。

　大注目の門別10R「ターフチャレンジII競走」の発走時刻は19時25分です。お見逃しなく！

(文：ひだか応援隊)