22日に札幌競馬場で行われる札幌記念(3歳上・GII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、函館競馬場で代替開催された2013年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みがディープインパクト。次点で4回のハービンジャーとキングカメハメハが続き、3回がマンハッタンカフェとなっている。
ディープインパクト産駒は[3-2-1-9]。14年ハープスター、15年ディサイファ、18年サングレーザーの3頭が勝ち馬として名を連ねており、18年はマカヒキもハナ差2着で入線していた。また、好走馬は1〜5人気[3-2-1-4]の支持を集めた上位人気馬に限られる。今年はアイスバブル、ラヴズオンリーユーの2頭が出走予定。
ハービンジャー産駒は[2-1-1-4]。19年ブラストワンピース、20年ノームコアと目下2連覇中の勢いがあり、昨年はノームコアとペルシアンナイトのワンツー決着でもあった。なお、18年モズカッチャンも勝ち馬からハナ+アタマ差の3着。産駒初出走となった18年以降、毎年勝ち負けを演じていることは念頭に置くべきだろう。同産駒からは過去に好走歴のあるブラストワンピース、ペルシアンナイトの2頭が出走を予定している。
キングカメハメハ産駒は[1-2-1-11]。好走率こそ平凡ではあるものの、複勝回収率は164%と高い数値を記録している。また、17年にはサクラアンプルール(6人気1着)、ナリタハリケーン(12人気2着)、ヤマカツエース(1人気3着)と上位を独占していた。今年はユーキャンスマイルが該当。