10日、中山競馬場で行われた8R・4歳上500万下(ダート1200m)で、吉田隼人騎手騎乗のサオヒメ(牝5)が優勝。同馬を管理する美浦・高木登調教師(41)はJRA初出走、初勝利を達成した。
高木登(たかぎ のぼる)調教師は65年5月25日生まれ、神奈川県出身。88年に美浦・伊藤正徳厩舎の厩務員となり、同年11月からは調教助手として美浦・野平好男厩舎など4厩舎を経て、昨年調教師免許を取得。このレースが管理馬の初出走だった。今週は日曜中山7R(リキサンファイター)、中山12R(ケイビイスパイダー)と、このレース含め3レースに管理馬を出走させる。通算成績1戦1勝。
なお、JRA調教師の初出走初勝利は04年の池江泰寿調教師以来のこと。
【高木登調教師のコメント】
引退した奥平元調教師からスタッフとともに引き継いだ馬なので奥平先生に感謝したいと思います。力がある馬だということはわかっていたので、直線では気を抜くことだけが気がかりでした。吉田隼人騎手の100勝と同時に達成できればいいねと話をしていたので、実現して良かったです。今後も一戦一戦大事にスタッフ一丸となって頑張っていきたいです。