川田を背に抜群の気配を見せたセリフォス(撮影・石湯恒介)
「新潟2歳S・G3」(29日、新潟)
もう速い時計は必要なかった。新馬勝ちから重賞に挑む
セリフォスは25日、朝一番の栗東CWに登場。川田を背に馬場のやや外めをセーブ気味に、かつ軽快なフットワークで駆け抜け、4F54秒1-39秒5-12秒7をマークした。
見守った中内田師は「先週、思った以上に時計が出ましたね。そこで動きの良さを確認できたので、輸送も考慮して整える程度にしました」と意図を説明。2週連続で感触を確かめた鞍上は「ここまで順調に来ています。この短期間なのでガラッとは変わってはいませんが、日ごとに成長していると思います」と好感触だ。
16年
ヴゼットジョリー、17年
フロンティアで当レースを制している指揮官は、「幼さは残っているけど、一度競馬を経験したことでメンタル的に成長してくれました。新潟は広いので力が発揮しやすいコース。今後も注目される馬に成長させたい」と熱い視線を送る。厩舎お得意の越後路で一つ目のタイトルをゲットしてみせる。