15日、笠松競馬場で行われたマーチC(4歳上、ダート1900m、1着賞金200万円)は、濱口楠彦騎手騎乗の3番人気{horse=2002102476:クインオブクイン}(牝5、笠松・松原義夫厩舎)が好位追走から残り400mあたりで先頭に立つと、外から伸びてきた1番人気ウイニングウインドの追撃を2馬身抑え押し切った。勝ちタイムは2分04秒7(良)。さらにクビ差の3着に4番人気エイシンダイオーが入った。
勝ったクインオブクインは、父キングヘイロー、母ハイネスポート(その父ノーザンテースト)という血統。牝系はソングオブウインド(菊花賞-GI)、ラインクラフト(桜花賞-GI)、アドマイヤマックス(高松宮記念-GI)らがいる名門。
04年9月にデビューし、2戦目(笠松・ダート1400m)で初勝利。05年1月のゴールドジュニア(笠松)、若草賞(笠松)、スプリングC(名古屋)で重賞3連勝を果たし、同年10月には古牡馬混合の東海菊花賞(名古屋)にも勝利。その後は交流重賞に果敢に挑戦し続け、05年クイーン賞(交流GIII)2着など好走していたが勝利からは遠ざかっており、今回が東海菊花賞以来約1年5か月ぶりの勝利となった。通算成績30戦7勝(うちJRA3戦0勝、重賞5勝)