7日に阪神競馬場で行われるみやこS(3歳上・GIII・ダート1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年も開催日割の変更に伴い阪神ダート1800mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
ディープスカイ産駒は[1-2-1-1]。3着以内への好走例はいずれもクリンチャーによるもので、同馬は昨年の代替開催されたみやこSでダートグレード競走初勝利を飾っている。そのクリンチャーが2連覇を目指して出走するが、阪神では芝戦を含めても8戦して4着以下は19年宝塚記念の一度だけという好相性を示す。
カジノドライヴ産駒は[8-2-3-38]。今回出走するメンバーの種牡馬のなかでは勝利数で2位に位置付けており、勝率15.7%・単勝回収率128%と1着付けの馬券妙味も見受けられる。同産駒からは当該コースでオープン勝ち実績のあるヴェンジェンスが出走予定。
スマートファルコン産駒は[6-2-5-39]。好走率は種牡馬成績のアベレージを上回り、単勝回収率102%・複勝率回収率104%とプラス収支も記録。今年は上位人気と目されるオーヴェルニュが該当するが、20年ベテルギウスSでテーオーケインズを2着に負かしている実績は評価に値するものだろう。
ルーラーシップ産駒は[13-12-15-102]。データ集計期間内では勝利数でキズナに次ぐ13勝を記録しており、今開催でもハギノリュクスが3勝クラスのトルマリンSで後続に1.1/4馬身差をつけて勝利していた。なお、オープン以上のレースには産駒初出走となる。同産駒にはダート替わりが注目されるダンビュライトが該当。
ネオユニヴァース産駒は[3-1-0-26]。平場[1-1-0-21]、特別[2-0-0-5]と上級戦での好走が目立ち、20年アンタレスSではウェスタールンドが8歳にして重賞初勝利を挙げてみせた。今回は3歳馬のメイショウムラクモが歴戦の古馬との力比べに挑む。