先週の天皇賞・秋(GI)は3強対決で盛り上がりましたが、来週からの7週連続GI開催を控え今週はGIレースがない谷間週となります。
とはいえ、土曜日に2歳重賞が2レース、日曜日にも古馬重賞が2レースと、計4レースの重賞が開催。中でもアルゼンチン共和国杯(GII)は4年前の勝ち馬にスワーヴリチャードがおり、本馬はその後GIで2勝する活躍を見せました。
今年は前走GI出走のオーソリティが人気の中心となりそうですが、同世代の上り馬・アンティシペイトなど、その他の陣営も虎視眈々…。
そんな一戦でオリジナルのビッグデータを活用したAI競馬予想が弾き出した、注目馬を紹介します。
◆相性抜群「回収率100%超え」の鉄板コンビ!?
AIが本命に指名したのは、5歳馬のマイネルウィルトスでした。
こちらは前走の札幌記念(GII)で4着と敗れましたが、勝利したのはデビューから5連勝でGIレースを2勝したソダシ。2着ラヴズオンリーユー、3着ペルシアンナイトと上位3頭がGI馬であることを考えれば大健闘の結果だったといえるでしょう。
今回は初の東京コースとなりますが、2着に大差をつけて圧勝した福島民報杯(L)が同じ左回りの新潟競馬場。同じく左回りの中京競馬場でも[0-1-1-2]の成績で、4着以下の2回もフローラルウォーク賞(1勝クラス)の5着と関ケ原S(3勝クラス)の4着と、左回りでは一度も掲示板は外していません。
これまで1600m〜2000mと中距離路線を歩んできた本馬ですが、今回は2500mの長距離戦。とはいえ、アルゼンチン共和国杯は父のスクリーンヒーローが現役時代に制したレースでもあり、同産駒のゴールドアクターも勝利しています。
オーナーは馬名の通り「マイネル」でおなじみのサラブレッドクラブ・ラフィアンですが、今回手綱を執るM.デムーロ騎手との相性は抜群。今年、同騎手が騎乗したラフィアンの馬の成績は[5-4-6-16]で、複勝率は48.4%と高水準です。回収率はなんと、単勝が195%、複勝が115%とともに100%を大きく上回っているのですから、人気薄でも激走する可能性は十分でしょう。
牝馬で馬名こそ「マイネル」ではありませんが、M.デムーロ騎手が同オーナーのユーバーレーベンでオークス(GI)を制したのは記憶に新しいところ。9月には新潟記念(GIII)で12番人気のマイネルファンロンを1着に導いており、マイネルウィルトスにも期待が持てそうです。
(netkeiba編集部)