三走前の忘れな草賞では後にローズS2着の
エイシンヒテンを差し切った
ステラリア。決着時計も優秀でしたし、かなり面白い馬だと思っていたのですが、オークスではかかって先行した結果、13着に惨敗しています。ただ、これについては「大外枠から勝ちにいく競馬をしての結果」(斉藤師)だったとのこと。陣営も重賞に通用するかどうかの手ごたえは得られた一戦でありました。
そして、秋初戦の秋華賞は6着に健闘しています。道中は折り合いに専念し、終いもキッチリ伸びていましたし、休み明けながら健闘したのではないかと思います。
あとは、春はカイバを食べても身にならないことが悩みだったのが、この秋はだいぶ解消してきている点がいいですね。そういった効果もあり、「一回使って体のハリもいい」(斉藤師)とのことでした。
そういえば、
クロノジェネシスもオークスのあとに休養に入り、秋初戦はぶっつけで秋華賞、次がエリザベス女王杯というローテーションでした。
成長の余地はまだまだありそうだし、相手もなかなか強いのですが、忘れな草賞での鮮やかな差し切りっぷりを思い出すたびに期待で心がウズウズしてしまいます。
(取材・文:花岡貴子)