鮫島駿“キング”の魂受け継ぐ 父・克也が引退「レースへの向き合い方を学びました」

2021年12月03日 07:00

 さらなる活躍を誓う鮫島駿(撮影・佐々木彰尚)

 鮫島克駿騎手(25)=栗東・浅見=が闘志を燃やしている。父は“キングシャーク”の愛称で親しまれた鮫島克也元騎手(現調教師)。長年、最前線で佐賀競馬をけん引してきた名手は、11月28日の佐賀9R(2着)を最後に引退。「本当にさみしいですが、かっこ良かったですね」と、画面越しで見届けた最後の勇姿を振り返る。

 自身が生まれる前からトップに君臨していた父は鑑(かがみ)だった。「週中から週末にかけて、レースへの向き合い方を学びました。自分が乗る馬の映像などをチェックしていましたし、そういったところもしっかり見習っています」。技術はすぐに習得できないが、まずは取り組み方から実践。そうして騎手としての礎を築いてきた。

 7年目の今年は自身年間最多の勝ち星(61勝、2日現在)に加え、G1の大舞台でも存在感を発揮しつつあるが、「今年は騎乗回数も今までで断トツに多いので…。頂いたチャンスをもっと生かさないと」と気を引き締める。偉大な背中を追う25歳は、さらなる高みを目指していく。

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