引退式では矢作調教師が“騎乗”したコントレイル(撮影:下野雄規)
11月28日の
ジャパンCで有終の美を飾った
コントレイル(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)は、12月4日付でJRAの競走馬登録を抹消された。
JRAのホームページで同日、発表された。今後は北海道安平町の社台スタリオン
ステーションで種牡馬となる予定。
コントレイルは父ディープインパクト、母ロードクロサイト、母の父Unbridled's Songという血統。生産者はノースヒルズ。馬主はノースヒルズ→前田晋二氏。
2歳時は3戦3勝の戦績を収め、ホープフルSでGI初制覇。3歳時は皐月賞、日本ダービー、そして神戸新聞杯を経て菊花賞を制し、シンボリルドルフ・ディープインパクトに次ぐ史上3頭目の、無敗での三冠を達成した。
続く
ジャパンCは年長の三冠牝馬
アーモンドアイ、同世代の三冠牝馬
デアリングタクトと、最初で最後の対戦。
アーモンドアイの2着と敗れ初めて土がついたものの、歴史的名勝負の一角を飾った。
そして4歳の今年は大阪杯で3着、天皇賞・秋で2着と敗戦が続いたが、ラストランとして挑んだ
ジャパンCを完勝。5つ目のGIタイトルを手にして、ターフを去った。
通算成績は11戦8勝(うち重賞7勝)。獲得賞金は11億9529万4000円。
種牡馬としての種付料は父ディープインパクトの初年度と同じ1200万円の高額に設定されたが、すでに満口が発表されている。